小中学校の就学援助制度
就学援助制度とは、小学校や中学校などの義務教育を円滑に受けることができるように、学用品費用や学校内における治療費など、学校で必要な諸費用に対し援助を受けることができるという制度です。主に給食費や教材費など就学時間に必要な学用品を始め、遠足費や学校内での怪我に対する治療費などが対象となります。
就学援助を受ける際は必ず審査がありますが、小中学校に入学する前に書類が届きますので、その時点で申請をすれば、前年度の所得から計算され審査が行われます。また、申請は自由なので、必ずしも受けてはいけない・受けなければいけないということはありません。
審査は、ひとり親世帯や生活保護世帯などの家庭は審査が通りやすくなっていますが、一般家庭の場合世帯収入の上限や課税を元に審査が行われます。また、子供の年齢や人数、住居のローンなども審査基準として見られますが、普段の生活態度や生活状況から審査が行われるわけではありません。地域や自治体によって審査内容も変わってくるので、所得制限にも差があることが多いようです。
援助を受けるか受けないかは自由ですが、昔からある制度でこれからも小中学校の義務教育を円滑に受けられるように、国が支援してくれている制度です。学用品費、通学用品費、治療費など、就学するにあたって必ず必要な費用の援助となっているので、受給資格のある方は是非申請をした方が良いです。